報道発表
モヒルディン世界銀行上級副総裁(2030開発アジェンダ・国連関係・パートナーパートナーシップ担当)による
鈴木外務大臣政務官表敬


本19日午後2時30分から約30分間,鈴木憲和外務大臣政務官は,訪日中のマフムド・モヒルディン世界銀行上級副総裁(2030開発アジェンダ・国連関係・パートナーシップ担当)(Mr. Mahmoud Mohieldin, Senior Vice President for the 2030 Development Agenda, United Nations Relations, and Partnerships, World Bank)による表敬を受けたところ,概要は以下のとおりです。
1 冒頭,鈴木政務官から,モヒルディン上級副総裁の訪日を歓迎するとともに,世界銀行グループは日本の外交上の重要なパートナーであり,来年のG20及びTICAD7に向け,SDGs推進をはじめ幅広い分野で一層連携を深めたい旨述べました。また,SDGsの「誰一人取り残さない」という理念は日本が推進する「人間の安全保障」の考えが反映されたものである旨述べるとともに,日本がSDGsを国内外で積極的に推進しており,特に官民連携,地方創生及び女性・次世代のエンパワーメントという日本のSDGsモデルの海外への普及を重視している旨述べました。更に,SDGs達成に向けた教育,保健,科学技術イノベーションの重要性について言及しつつ,来年,日本で開催予定のG20及びTICADに向けて,世界銀行と連携を強化していきたい旨述べました。
2 これに対し,モヒルディン上級副総裁から,SDGs達成に向けた世界銀行の取組について説明し,産官学連携を通じたSDGs達成における世界銀行の役割の重要性を強調するとともに,保健・教育・科学技術イノベーションを含むSDGs達成に不可欠な分野において日本の経験は国際社会の模範であり,アジアのみならず全世界でリーダーシップを発揮する存在であるところ,来年のG20及びTICAD7に向け日本政府と一層連携していきたい旨述べました。
[参考]世界銀行
世界銀行グループは,途上国の貧困削減と持続的な経済成長の実現を目的として,加盟国に資金支援,技術支援等を提供する開発金融機関。世界銀行は,国際復興開発銀行(IBRD)(中所得及び信用力のある低所得国の政府に貸出を実施)及び国際開発協会(IDA)(最貧国の政府に無利子の融資や贈与を実施)により構成されており,日本は1952年に世界銀行に加盟。世界銀行総裁はジム・ヨム・キム世界銀行グループ総裁。