報道発表

バングラデシュに対する無償資金協力「沿岸部及び内陸水域における救助能力強化計画」に関する書簡の交換

平成30年8月27日

  1. 1 本27日(現地時間同日),バングラデシュ人民共和国の首都ダッカにおいて,我が方泉裕泰駐バングラデシュ大使と先方カジ・ショフィクル・アゾム財務省経済関係局次官(Mr. Kazi Shofiqul Azam, Secretary, Economic Relations Division, Ministry of Finance)との間で,総額27億2,900万円を供与限度額とする無償資金協力「沿岸部及び内陸水域における救助能力強化計画」に関する書簡の交換が行われました。

    2 バングラデシュの国土の約9割が標高10メートル以下の低平地であるという地形的特徴から,内陸水域における水上交通は同国の主要交通手段の一つとなっています。しかし,過積載,船舶の衝突,悪天候等により,沈没や油の流出等の重大な船舶事故が多発し,また,毎年来襲するサイクロンは沿岸部での遭難事故が多発する大きな要因となっており,同国における過去15年間の船舶事故による死亡者数は世界最多の水準に達しています。同国は運輸セクターにおける重点事業として救助・救援体制の強化に取り組んでいますが,現在同国が所有する救助艇は30年近く使用され性能が劣化していることに加え,隻数が十分でないため,事故現場への到着に時間を要して救助開始が遅れる等,救助活動に支障を来しています。

    3 この計画は,バングラデシュの沿岸部及び内陸水域における人命救助を担うバングラデシュ沿岸警備隊に対し救助艇を供与するものです。同計画により,同国沿岸部における救助の際の救助艇の総収容可能人数が,2017年実績値の230人から,2023年には520人に増加するとともに,同国の河川交通の安全性の向上に寄与することが期待されます。

    [参考]バングラデシュ人民共和国基礎データ
     バングラデシュ人民共和国は,面積約14.7万平方キロメートル(日本の約4割),人口約1億6,300万人(2015年,バングラデシュ統計局)であり,人口1人当たりの国民総所得(GNI)は1,330米ドル(2016年,世界銀行)。


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