報道発表
岡井次期国連事務次長補兼国連開発計画(UNDP)危機対応局長による河野外務大臣表敬


本27日,午前11時50分から約15分間,河野太郎外務大臣は,岡井朝子次期国連事務次長補兼国連開発計画危機対応局長(Ms. Asako Okai, Assistant Secretary -General(ASG)-designate and Director-designate of the Crisis Response Unit (CRU))による表敬を受けたところ,概要は以下のとおりです。
1 冒頭,河野大臣から,国連開発計画(UNDP)危機対応局長に任命されたことを祝福するとともに,国際機関での勤務を目指す日本の若者のロールモデルとして活躍することを期待している旨述べました。
2 岡井氏から,日本からの支援について心強く思うとともに,現在,UNDPを含む国連開発システムとして改革を進めようとしている中,より良い形で機能する国連機関の実現に向けて頑張りたいと述べました。
3 これに対し,河野大臣から,国際社会において危機対応の必要に対する認識が高まる中で,UNDPにおける危機対応ユニットの責任者として,これまでの経験を生かしつつ,人道と開発の連携に貢献いただきたい旨述べました。
4 岡井氏は,危機発生時に,国連機関が即時的対応から長期的な開発支援へとシームレスに移行するための調整役として,UNDPを代表して現場レベルでの実践に貢献するとともに,日本のグッドプラクティスは国際社会に求められているため,その発信にも尽力したい旨述べました。
[参考1]国連開発計画(UNDP)概要(PDF)
国連開発計画(UNDP)は,1966年に設立され,開発分野における高い専門的知見と経験,グローバルなネットワークを有しており,国連内で開発に携わる計32機関からなる国連開発グループの副議長を務める開発分野の中核的機関である。加盟国は193か国・地域であり,「貧困の撲滅,不平等と排除の是正」を目標として,これらを同時に達成するため,(1)持続可能な開発プロセス,(2)包摂的で効果的な民主的ガバナンス,(3)強靱な社会の構築を重点活動分野とし,途上国のニーズに即した支援を約170の国・地域で実施している。