報道発表
モンゴルの若手行政官等を対象とした日本への留学支援
(モンゴルに対する無償資金協力「人材育成奨学計画」に関する書簡の交換)
平成30年6月25日
1 本25日(現地時間同日),モンゴル国の首都ウランバートルにおいて,我が方高岡正人駐モンゴル大使と,先方チメド・フレルバータル大蔵大臣(H.E. Mr. Chimed KHURELBAATAR, Minister for Finance of Mongolia)との間で,総額3億900万円を限度とする無償資金協力「人材育成奨学計画」に関する書簡の交換が行われました。
2 モンゴルでは,産業構造の多角化や雇用の創出,法制度の整備,インフラ整備等の取り組むべき課題に比して,政府機関の人材が不足している現状にあります。そのため,これらの課題解決を担う行政官の育成及び能力向上が大きな課題となっています。我が国は,モンゴルに対し,持続可能な経済成長の実現を促す取組を行っており,今回の協力は,その一環として,モンゴルの若手行政官等が,日本の大学院において学位(修士・博士)を取得することを支援するものです。
3 今回の協力により,最大22名のモンゴルの若手行政官等が我が国の大学院に留学することになります。この協力により育成された人材が,将来モンゴルの各分野で同国の開発課題の解決に貢献することに加え,我が国とモンゴルの相互理解や友好関係の増進に寄与することが期待されます。
[参考]モンゴル国基礎データ
モンゴル国は,面積約156万4,100平方キロメートル(日本の約4倍),人口約300万人(2016年,世界銀行),人口1人当たりの国民総所得(GNI)3,550米ドル(2016年,世界銀行)。