報道発表

コンゴ民主共和国におけるエボラ出血熱の流行に対する国際緊急援助隊・感染症対策チームの派遣

平成30年6月8日

1 今般,我が国は,コンゴ民主共和国におけるエボラ出血熱の流行に対し,同国政府からの要請を受け,6月11日より国際緊急援助隊・感染症対策チームを派遣することを決定しました。

2 同チームはキンシャサにおいて,コンゴ民主共和国政府や国際機関と協力しつつ,サーベイランス(検疫体制及びデータマネジメントの強化)分野及び検査診断分野の支援等を行う予定です。

[参考1]
(1)2018年5月以降,コンゴ民主共和国赤道州の都市部を含む3つの保健圏(ビコロ保健圏,イボコ保健圏,ワンガタ保健圏)においてエボラ出血熱が流行。WHOのまとめによると,4月4日から6月6日までに,出血性発熱事例60例が報告され(うち確定例が37例,エボラの可能性が高い事例が14例,疑い事例が9例),27の死亡例が確認されている。

(2)ジュネーブにて5月18日(現地時間)にIHR(国際保健規則)緊急委員会が開催され,WHOは,現時点では「国際的に懸念される公衆の保健上の緊急事態(PHEIC)」に達していないと発表しつつ,急速に感染が拡大するリスクを指摘。WHO,コンゴ(民)政府保健省及び関係国際機関・NGOは,感染拡大防止のため,現地の医療従事者や接触者へのワクチン投与等の封じ込め対策を実施中。

[参考2]
 国際緊急援助隊・感染症対策チームは,外務省員,感染症専門家,JICA職員等で構成される。


報道発表へ戻る