報道発表
日・パプアニューギニア外相会談及び夕食会


本16日,午後7時30分から65分間,東京において,河野太郎外務大臣は,第8回太平洋・島サミット出席のため訪日したリムビンク・パト・パプアニューギニア独立国外務貿易大臣(Hon. Rimbink PATO, Minister for Foreign Affairs and Trade of the Independent State of Papua New Guinea)との間で日・パプアニューギニア(PNG)外相夕食会を行ったところ,概要は以下のとおりです。なお,この夕食会の前に,航空業務に関する日本国とパプア・ニューギニアとの間の協定(日PNG航空協定)の付表の改正に関する交換公文の署名式が行われました。
1 河野大臣から,今般の訪日を歓迎するとともに,本年2月にPNGで発生した地震に対するお見舞いが述べられ,東日本大震災の際にPNGから支援を受けたことに言及しつつ,PNGが自然災害に強靱な社会を構築することを支援したい旨述べました。
これに対し,パト外務貿易大臣から,本件地震後に日本から受領した緊急支援を含め,日本政府,国民からのこれまでの支援に感謝している旨発言がありました。
2 また,河野大臣から,日本漁船の安定的な操業への配慮,遺骨収集事業における協力を要請しました。その他,両大臣は,第8回太平洋・島サミット(PALM8)の成功に向けた協力や「自由で開かれたインド太平洋戦略」に基づく連携,本年PNGが主催するAPECや,北朝鮮を含む地域情勢,国際場裡における協力等幅広い分野における両国間の協力について意見交換を行いました。
[参考]日PNG航空協定の付表の改正に関する交換公文の署名式
PNG側から,ミクロネシア連邦を経由する航空路線を開設したいとの要請を受け,両国航空当局間で協議を行った結果,日PNG航空協定の付表を改正することに合意したため,今般,外交上の公文の交換によってその内容を確認したもの。本件付表の改正により,ミクロネシア連邦を経由する航空路線が設定されるとともに,両国の指定航空企業が乗り入れ可能な地点に関する協定上の制限が緩和される。