報道発表

イラクに対する上水道整備及び灌漑整備等のための円借款に関する書簡の交換

平成30年4月5日

  1. 1 本5日,東京において,日・イラク首脳会談の後,安倍晋三内閣総理大臣及びハイダル・アル・アバーディー首相(Dr. Haider Al-Abadi, Prime Minsiter, Republic of Iraq)の立ち会いの下,我が方岩井文男駐イラク大使と先方ハリール・アル・ムーサウィー次期駐日大使(Mr. Khalil Al-Mosawi, Ambassador-Designate of the Republic of Iraq to Japan)との間で,「バスラ上水道整備計画(第二期)」他1件の円借款の供与(供与限度額合計348億円8,000万円)に関する交換公文の署名及び書簡の交換が行われました。

    2 対象案件の概要案件位置図(PDF)別ウィンドウで開く

    (1)イラク南部のバスラ市及びハルサ市の上水道整備計画への融資(円借款「バスラ上水道整備計画(第二期)」供与限度額194億1,500万円)
     この計画は,イラク政府に対し,人口約147万人を擁する第二の都市であるバスラ市及びハルサ市における上水道施設等の整備のために融資を行うものです。この計画を通じ,両市における水需要が満たされ,水質も,国際基準を踏まえつつイラク政府が定める基準値を満たす見込みです。イラク南部の経済中心地域である両市において,経済活動の基礎となる安全で安定した水を供給することにより,イラクの経済基礎インフラの強化に寄与することが期待されます。

    (2)灌漑農業拡大プロジェクトに融資(円借款「灌漑セクターローン(フェーズ2)」,供与限度額154億6,500万円)
     この計画は,イラク政府に対し,主にチグリス・ユーフラテス川流域において,灌漑・排水設備及び農地の整備・復旧を実施するプロジェクトに融資するものです。石油部門に大きく依存するイラク経済において,200万人以上の農業従事者が存在すると言われる同国の農業生産性の向上とともに産業の多角化に貢献するこのプロジェクトを支援することで,イラクの経済及び社会復興に寄与することが期待されます。

    3 円借款の供与条件

    (1)対象案件:上記2(1)

    ア 金利年1.00%
    イ 償還期間20年(6年の据置期間を含む。)
    ウ 調達条件一般アンタイド

    (2)対象案件:上記2(2)

    ア 金利円LIBOR+15bp(コンサルティングサービス部分は0.01%)
    イ 償還期間25年(7年の据置期間を含む。)
    ウ 調達条件一般アンタイド

    4 我が国は,2016年のG7伊勢志摩サミットの際総額約60億ドルの中東安定化支援を表明(PDF)別ウィンドウで開くしており,この支援は同表明を具体化するものです。

    [参考]イラク共和国基礎データ
     イラク共和国の面積は約43.74万平方キロメートル(日本の約1.2倍),人口は約3,720万人(2016年,世界銀行),人口1人当たりのGNI(国民総所得)は5.420ドル (2016年,世界銀行)。


このページのトップへ戻る
報道発表へ戻る