報道発表

国連安全保障理事会決議第1540号に関する専門家グループ・メンバーの就任

平成30年3月28日

1 4月1日,田中極子・防衛研究所主任研究官が,国連安全保障理事会決議第1540号(1540決議)に関する1540委員会専門家グループのメンバーに就任します。

2 1540決議は,テロリストを含む非国家主体への大量破壊兵器及びその運搬手段の拡散防止を目的とした決議です。同専門家グループは,同決議の履行推進のため,国連加盟国からの報告の精査,技術的な質問への対応,履行支援の実施等の業務を担当しています。

3 日本人が同専門家グループのメンバーに就任するのは,今回が初めてのことです。

4 我が国は,今後とも1540決議の確実な履行等を通じ,国際的な不拡散体制の強化に向けた取組を継続していく考えです。

[参考1]国連安全保障理事会決議第1540号(PDF)別ウィンドウで開く(2004年4月採択)
 非国家主体への大量破壊兵器(核兵器,生物兵器,化学兵器)及びその運搬手段(ミサイル)の拡散防止を目的として採択。全ての国に対して,(1)大量破壊兵器等の開発等を試みるテロリスト等への支援の自制,(2)テロリスト等による大量破壊兵器等の開発等を禁ずる法律の制定,(3)大量破壊兵器等の拡散を防止する国内管理(防護措置,国境管理,輸出管理等)の実施を義務付け。

[参考2]1540委員会専門家グループ
 1540決議により安保理の下部委員会として設置された「1540委員会」の任務遂行を支援する専門家グループ。国連加盟国からの報告の精査,技術的な質問への対応,履行支援の実施などを担当。定員は9名,通常任期は2年(1年契約で最大5年まで延長可)。


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