報道発表
ガンビアに対する無償資金協力(食糧援助)
平成30年3月15日
1 本15日(現地時間14日),ガンビア共和国の首都バンジュール市において,我が方大森茂駐ガンビア大使(セネガルにて兼轄)と,ウサイヌ・ダルボエ外務・国際協力・在外ガンビア人大臣(H.E. Mr. Ousainou DARBOE, Minister of Foreign Affairs, International Cooperation and Gambians Abroad)との間で,2億4,000万円の無償資金協力(食糧援助)に関する書簡の交換が行われました。
2 ガンビアは,人口の約半数が一日1.25ドル以下の生活を送る貧困国であり,国民の10人に1人が食料不足に陥っています。近年,頻発する洪水により主食であるコメの収穫不足が深刻化しており,食料安全保障の悪化が懸念されています。
3 この協力は,食料不足に直面している同国に対し,食料安全保障の改善,栄養状態の改善等を目的として,我が国政府米(約4,000~4,500トン)による食糧援助を実施するものです。
4 我が国は,2016年8月に開催した第6回アフリカ開発会議(TICAD VI)において,アフリカにおける食料安全保障の促進を表明(PDF)しており,この協力は同表明を具体化するものです。
[参考]ガンビア共和国基礎データ
ガンビア共和国の面積は約11,300平方キロメートル(日本の秋田県程度),人口は約204万人(2016年,世界銀行),人口1人当たりの国民総所得(GNI)は約440米ドル(2016年,世界銀行)。