報道発表

パキスタンにおけるポリオ対策能力向上のための支援
(無償資金協力「国立保健研究所ポリオ検査室改善計画」(WHO連携))

平成30年3月2日

  1. 1 本2日(現地時間同日),パキスタン・イスラム共和国の首都イスラマバードにおいて,我が方倉井高志駐パキスタン大使と先方クリストファー・マーハー世界保健機関(WHO)地中海東岸支部ポリオ撲滅プログラム部長(Mr. Christopher Maher, Manager, Polio Eradication Programme in the Regional Office for the Eastern Mediterranean, WHO)との間で,供与額3億5,500万円の無償資金協力「国立保健研究所ポリオ検査室改善計画」(WHO連携)に関する書簡の交換が行われました。

    2 パキスタンは,アフガニスタン及びナイジェリアとともに野生株ポリオウイルス常在国の一つであり,国際機関等が協力して進めるポリオ撲滅計画において,最重点国とされています。パキスタン国内で唯一ポリオウイルス検査機能を有するパキスタン国立保健研究所のポリオ検査室では,パキスタンのみならず,検査施設を有さないアフガニスタンのポリオウイルスの検査・分析も担っています。近年では,両国における検査数の急激な増加により,検査機材が不足し,迅速かつ的確な検査の実施が困難になっている上,機材の老朽化も課題となっています。

    3 この計画は,イスラマバードのパキスタン国立保健研究所ポリオ検査室に,ポリオウイルス検体検査に必要な機材及び薬剤を供与することにより,迅速かつ的確なウイルス検査を可能にし,疫学状況の監視機能強化を図るものです。この協力により,現在40日間要するウイルス検体検査のうち,8割以上が28日以内に短縮されます。また,パキスタン国立保健研究所が,周辺国の検体検査や職員の能力強化研修にも活用されていることから,パキスタンのみならず,周辺国におけるポリオ分析の能力向上にも寄与することが期待されます。

    [参考]パキスタン・イスラム共和国基礎データ
     パキスタン・イスラム共和国は,面積約79.6万平方キロメートル(日本の約2倍),人口1億9,320万人(2016年度,世界銀行),1人当たりの国民総所得(GNI)1,510米ドル(2016年,世界銀行)。


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