報道発表
イランに対する無償資金協力
「テヘラン市大気汚染分析機材整備計画」に関する書簡の交換
平成30年2月13日
1 2月12日(現地時間同日),イラン・イスラム共和国の首都テヘランにおいて,我が方小林弘裕駐イラン大使と先方モフセン・プールセイエド・アガイーテヘラン市交通・運輸担当副市長(Hon. Mohsen POURSEYED AGHAEI, Deputy Mayor on Traffic and Transportation Affairs, Municipality of Tehran)との間で,12億4,200万円を供与限度額とする無償資金協力に関する書簡の交換が行われました。
2 テヘラン圏における大気汚染は深刻化しており,大気汚染に起因する年間死者数は約4,500人と推計されています。この協力は,大気汚染対策のために必要となるモニタリングを行うため,テヘラン市において,精緻な排ガス測定や粒子状物質等の化学分析を実施するための大気汚染分析機器を整備することにより,同市の大気汚染物質の発生源,排出量,生成メカニズム等の把握に関する測定・分析精度の向上を図るものです。
3 我が国は,2017年9月の日・イラン首脳会談において,環境分野における協力を更に推進する旨表明しており,今回の協力は,同表明を具体化するものです。
[参考]イラン・イスラム共和国基礎データ
イラン・イスラム共和国は,面積約164.8万平方キロメートル(日本の約4.4倍)を有し,人口は約8,030万人(2016年,世界銀行),一人当たり国民総所得(GNI)は約6,530米ドル(2016年,世界銀行)。