報道発表

イランに対する無償資金協力
「テヘラン市医療機材整備計画」に関する書簡の交換

平成30年2月13日

1 2月12日(現地時間同日),イラン・イスラム共和国の首都テヘランにおいて,我が方小林弘裕駐イラン大使と先方モフセン・アサディラリ厚生省国際担当大臣代行(Hon. Mohsen ASADI-LARI,Acting Minister for International Affairs of Ministry of Health and Medical Education)との間で,15億3,400万円を供与限度額とする無償資金協力に関する書簡の交換が行われました。

2 この協力は,テヘラン市東部の医療施設であるイマーム・フセイン総合病院及びアラシュ女性病院に対して,循環器系疾患とがんに関する早期発見・治療に必要な機材を整備するものです。

3 イランでは近年,非感染性疾患による死亡者数が増加傾向にあり,上位二つの死亡要因を循環器系疾患とがんが占めています。特に貧困層の多いテヘラン市東部では,循環器系疾患とがんに関する診療サービスを十分に提供できる医療機材の環境が整っておらず,この協力を通じて,当該地域における循環器系疾患とがんに関する診療機能の強化を図ります。

4 我が国は,2017年9月の日・イラン首脳会談において,医療分野における協力を更に推進する旨表明しており,この協力は,同表明を具体化するものです。

[参考]イラン・イスラム共和国基礎データ
 イラン・イスラム共和国は,面積約164.8万平方キロメートル(日本の約4.4倍)を有し,人口は約8,030万人(2016年,世界銀行),一人当たり国民総所得(GNI)は約6,530米ドル(2016年,世界銀行)。


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