報道発表
佐藤外務副大臣のイラク訪問
1 11月27日及び28日,佐藤正久外務副大臣は,イラク共和国の首都バクダッド及びバスラを訪問しました。
2 27日,佐藤副大臣は,バクダッドにおいて,イブラヒーム・アル・ジャアファリー・イラク共和国外務大臣(Dr. Ibrahim Al-Jaafari, Foreign Minister, Republic of Iraq)及びニザール・ハイラッラー外務次官(Dr. Nizar al-Khairallah, Deputy Foreign Minister)とそれぞれ会談しました。
3 同会談では,イラクにおけるテロとの闘いの進展,国民融和などについて意見交換が行われました。イラク側からは,イラク戦争以後,イラクの復興に貢献してきた我が国に対する謝意が示されました。会談においては,佐藤副大臣から,イラク国民が一致して復興に取り組むことの重要性を強調しました。加えて,両国は,外交関係樹立80周年を迎える2019年に向け,幅広い分野で交流を促進することで一致しました。また,訪問中,佐藤副大臣は,サリーム・アル・ジュブーリー国民議会議長(Dr. Saleem Al-Juburi, Speaker of the Council of Representatives)表敬及びフェリックス・ゲドニー対ISIL作戦統連合任務部隊戦略支援担当副司令官(Major General Felix Gedney, Deputy Commander-Strategy and Support,Combined Joint Task Force – Operation Inherent Resolve)との会談を行いました。
4 翌28日,佐藤副大臣は,イラク南部のバスラを訪問し,アスアド・アイダーニ・バスラ県知事(Mr. Assad Al-Edani, Governor of Basra)及びジャミール・アル・シャンマリー・イラク軍作戦司令官(Lt. Gen. Jamil Al Shimmari, Basra Operations Command)と会談したほか,我が国がイラクの人々の生活改善に貢献している象徴ともいえる円借款事業であるハルサ火力発電所やバスラ浄水場を訪問し,両国関係者の尽力をねぎらいました。