報道発表
ホンジュラス総選挙監視要員の派遣
平成29年11月22日
1 日本政府は,11月26日に実施されるホンジュラス総選挙の公正な実施を支援するため,選挙監視要員(外部有識者1名及び外務省中米カリブ課員1名)を派遣します。
2 今回の総選挙においては,最高裁が大統領再選禁止を定めた憲法条文を「適用不可」との判決を下し,大統領再選が可能となって初めての大統領選挙となるため,米州機構(OAS)や各国が選挙監視団を派遣するなど国際社会から高い関心が集まっています。そうした中で,我が国からの監視要員の派遣は,ホンジュラスの民主主義の定着の努力を支援するため行うものです。
[参考]
(1)今次総選挙で,2015年4月23日に最高裁判決により,大統領再選が可能になって初めて大統領選が実施され,エルナンデス現大統領が再選を目指し出馬している。
(2)ホンジュラスにおいては,2009年6月にクーデター(軍がセラヤ大統領(当時)を拘束して,国外移送した)が発生したが,同年11月に大統領選が実施されロボ国民党候補(当時野党)が当選した。前回の2013年総選挙では,従来の二党制とは異なり初めて多党制の大統領選が行われ,エルナンデス現大統領(国民党)が選出された。