報道発表

日米韓次官協議

平成29年10月18日
日米韓次官協議

1 本18日,韓国のソウルにおいて,日米韓次官協議が開催されました。日本からは杉山晋輔外務事務次官,米国からはジョン・J・サリバン国務副長官(Mr.John J. Sullivan, Deputy Secretary of State of the United States),韓国からは林聖男(イム・ソンナム)外交部第一次官が出席し,北朝鮮の核・ミサイル問題への対応を中心に,地域の平和と安定のために3か国が果たすべき役割について議論が行われました。

2 三者は,あらゆる手段を通じ北朝鮮に対する圧力を最大限まで高めることにより,北朝鮮自らが政策を変える状況を作ることが,日米韓3か国の目指すべき道であることで一致しました。特に中国やロシアに対して更なる役割を求める上での具体的な対応や,直近に採択された国連安保理決議第2375号(PDF)別ウィンドウで開くを含めた関連安保理決議の完全な履行に向けた働きかけを含む北朝鮮を外交・経済面で孤立化させるための取組,安全保障面での協力等について,率直な議論を行いました。さらに,拉致問題を含む北朝鮮の人権・人道問題についても,日米韓共通の課題であり,引き続き緊密に連携していくことで一致しました。

3 また,三者は,北朝鮮問題のみならず,地域協力,特に海洋をめぐる問題についても議論を深め,対北朝鮮政策における連携にとどまらない日米韓3か国の協力を更に前に進めていくことを確認しました。


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