報道発表

日・ベトナム間の二国間クレジット制度におけるクレジット発行

平成29年10月17日
日・ベトナム間の二国間クレジット制度におけるクレジット発行

1 10月10日,ベトナムにおいて二国間クレジット制度(JCM)第6回合同委員会が開催され,JCMプロジェクト2件からクレジットが発行されました。1件目はデジタルタコグラフの活用によるエコドライブ,2件目はアモルファス高効率変圧器の導入に関する事業です。これらは温室効果ガスの排出削減を実現するためのプロジェクトであり,発行されたクレジットは合計439トンです。

2 今回のクレジット発行は,ベトナムにおいて初めての発行で,日本のJCMパートナー17か国のうち,インドネシア,モンゴル,パラオに次いで4か国目のクレジット発行となりました。

3 今後も,優れた低炭素技術による世界全体の温室効果ガスの排出削減を実現するため,JCMを推進していきます。

(参考1)二国間クレジット制度
 二国間クレジット制度は,日本から途上国への温室効果ガス削減技術,製品,システム,サービス,インフラ等の普及を通じて,実現した温室効果ガス排出削減・吸収への日本の貢献を定量的に評価するとともに,日本の排出削減目標の達成に活用するもの。二国間クレジット制度の構築は,これまでモンゴル,バングラデシュ,エチオピア,ケニア,モルディブ,ベトナム,ラオス,インドネシア,コスタリカ,パラオ,カンボジア,メキシコ,サウジアラビア,チリ,ミャンマー,タイ及びフィリピンと17か国との間で行われている。ベトナムとは,2013年7月と二国間文書の署名を行った。

(参考2)デジタルタコグラフの活用によるエコドライブ
 同システムをトラック等に装着することで実走行燃費が向上し,CO2削減と交通事故の減少や輸送品質の向上にも結び付くもの。

(参考3)アモルファス高効率変圧器
 ベトナム南部の送配電網に導入され,従来のシリコン型変圧器より省エネルギーを図ることができるため,その結果,温室効果ガスの排出削減が実現するもの。


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