報道発表
日・デンマーク外相会談
平成29年10月11日

本11日午後7時45分から約65分間,河野太郎外務大臣は,アナス・サムエルセン・デンマーク王国外務大臣(Mr. Anders Samuelsen, Minister for Foreign Affairs of Kingdom of Denmark)と夕食を交えて会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。
1 総論
両大臣は,外交関係樹立150周年を迎えた本年,活発な要人往来が行われていることを歓迎しました。
2 二国間関係
(1)河野大臣から,2014年に安倍総理大臣とトーニング=シュミット首相(当時)が共同声明で発出した「戦略的パートナシップ」(PDF)に基づき,貿易・投資,海事・港湾,保健医療を始めとする分野で二国間協力が進んでいることを歓迎する旨述べました。
(2)両大臣は,同パートナーシップのフォローアップとして,租税条約の署名や海事及び保健医療分野での協力についての覚書の署名を評価するとともに,様々な分野で具体的成果が出ていることを改めて確認しました。
(3)さらに両大臣は,これら現在までの具体的成果を踏まえ「戦略的パートナシップ」を次の次元に進めるためにどの様な方途があるか,事務当局に対し,精力的に検討,両国間で協議するよう指示しました。
3 北極政策
両大臣は,北極政策が両国の重要な協力分野であるとの点で一致するとともに,引き続きこの分野で協力を進展させていくことを確認しました。
4 北朝鮮
河野大臣から,関連の国連安保理決議(PDF)の完全な履行を含め,国際社会全体で北朝鮮に対して圧力を強化し,北朝鮮の政策を変えさせることが重要である旨述べました。
- 海事分野での協力覚書は10月6日に関係当局間で署名済み。(国土交通省ホームページ)
- 保健医療分野での協力覚書は10月12日に関係省庁間で署名予定。