報道発表
ラオスに対する国連世界食糧計画を通じた無償資金協力(食糧援助)に関する書簡の交換
平成29年9月19日
1 9月18日(現地時間同日),ラオス人民民主共和国の首都ビエンチャンにおいて,我が方堀井巌外務大臣政務官と先方ハーカン・トングル国連世界食糧計画(WFP)ラオス事務所次長(Mr. Hakan Tongul, Laos Deputy Country Director, the United Nations World Food Programme)との間で,ラオスに対するWFPを通じた食糧援助として供与額3億5,000万円の無償資金協力に関する書簡の交換が行われました。
2 ラオスは,豊富な土地資源を有しているものの,国土の大半は山岳地域であり,耕作に適した土地はメコン河沿いの低地(国土面積の約10%程度)に限られている上,これら農耕地は,毎年5月から10月の雨期に河川の氾濫等の影響を受けやすく,農業経営も不安定なものとなっています。また,2015年から2016年にかけて発生した洪水及びイナゴ害により,約9万人が食糧援助を必要としています。
3 今回の協力は,ラオス政府の要請を踏まえ,WFPを通じ,食料を供与することにより,同国の食料安全保障を改善し,開発課題の解決に寄与すること等を目的として実施するものです。