報道発表
チン党中央組織委員長・越日友好議員連盟会長による河野外務大臣表敬


本30日午後1時15分から約25分間,河野太郎外務大臣は,訪日中のファム・ミン・チン党中央組織委員長・越日友好議員連盟会長(H.E.Mr.Pham Minh Chinh, Head of the Party Central Committee’s Organisation Commission, President of the Viet Nam – Japan Parliamentary Friendship Association)による表敬を受けたところ,概要は以下のとおりです。
1 河野大臣から,チン会長の訪日を歓迎する,政治・経済・文化など様々な分野において両国間の戦略的パートナーシップ(PDF)を一層発展させていきたい,ダナンで開催されるAPECに全面的に協力したい,日越大学をはじめとした人材育成や質の高いインフラ整備などを今後とも支援する,来年の日ベトナム外交関係樹立45周年は重要な節目であり双方の友好親善を一層深めたい旨を述べました。
2 これに対し,チン会長から,先般のASEAN関連外相会議にてミン副首相兼外相及びベトナム代表団と緊密に連携いただき感謝する,ベトナムの経済社会発展及びアジア太平洋地域の平和と発展に対する日本の貢献を高く評価する,ODAを通じたインフラ整備,行政改革及び人材育成への支援に感謝すると共に引き続きの協力をお願いしたい,来年の外交関係樹立45周年とともに,本年11月のAPECで河野大臣をお迎えできることを楽しみにしている旨を述べました。
3 河野大臣から,昨日(29日),北朝鮮は弾道ミサイルを発射するという暴挙を行った,国際社会と連携して北朝鮮に対する圧力を一層強化する必要がある,ベトナムとしっかり連携していきたい旨を述べました。これに対してチン会長から,ベトナムは朝鮮半島の非核化を支持するとの立場を明確にしている,関連安保理決議(PDF)
を厳格に遵守するよう各国に呼びかけている,地域の平和と協力に関する国連憲章や関連安保理決議に逆行する行為には常に反対である,日本と連携して各国に関連安保理決議を遵守するよう呼びかけていきたい,また,拉致問題は人道問題として反対である旨を述べました。