報道発表

日・ベトナム外相電話会談

平成29年7月31日

 本31日,午前11時05分から約25分間,岸田文雄外務大臣は,ファム・ビン・ミン・ベトナム社会主義共和国副首相兼外務大臣(H.E.Mr.Pham Binh Minh, Deputy Prime Minister and Minister of Foreign Affairs of the Socialist Republic of Viet Nam)と電話会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。

1 二国間関係
 岸田大臣より,本年5月のミン副首相兼外務大臣との会談は有意義だった,また6月のフック首相の訪日がミン副首相兼外務大臣の尽力もあり成功裏に終わったことに感謝する旨述べました。これに対して,ミン副首相兼外務大臣から,フック首相訪日の成功に対する岸田大臣及び日本外務省の協力に感謝する,両国首脳間の合意事項の実施に向け連携していきたい旨述べました。

2 地域情勢

(1)岸田大臣より,ASEAN関連会議の成功に向けて緊密に連携したい旨述べました。これに対して,ミン副首相兼外務大臣から,ASEAN関連会議及び本年11月のAPEC会合の成功に向けても協力いただきたい旨を述べました。

(2)両外相は,地域情勢についても意見交換を行いました。とりわけ北朝鮮問題については岸田大臣から,7月28日に北朝鮮がICBM級のミサイルを発射別ウィンドウで開くしたが,これは安全保障上の脅威であり,断じて容認できない,実効的な圧力を強化する必要がある旨述べました。これに対しミン副首相兼外務大臣からも,朝鮮半島情勢を大変懸念しており,28日の弾道ミサイル発射を含む北朝鮮による核・ミサイル開発は国連安保理決議に違反し,航行の安全や地域の安定を脅かしている,ベトナムは国連安保理決議を遵守している旨述べるとともに,ベトナムは朝鮮半島の平和と安定のための努力を支持する旨を述べました。


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