報道発表
イエメンに対する国連世界食糧計画を通じた無償資金協力(食糧援助)に関する書簡の交換
平成29年7月3日
1 6月30日(現地時間同日),イタリアのローマにおいて,我が方梅本和義駐イタリア大使と先方デイビッド・M・ビーズリー国連世界食糧計画(WFP)事務局長(Mr. David M. Beasley,Executive Director, the United Nations World Food Programme)との間で,イエメンに対するWFPを通じた食糧援助として,総額5億円の無償資金協力に関する書簡の交換が行われました。
2 イエメンでは,2015年3月の紛争激化以降,食料事情が一層悪化しています。国連等による2017年3月の総合的食料安全保障レベル分類(IPC)の報告によれば,人口の6割にあたる約1,700万人が食糧援助を必要としており,うち約680万人が深刻な食料不足状態にあり,IPCでは全22県中7県が「飢饉」一歩手前の「緊急」状態に分類されています。
3 今回の協力は,イエメン政府の要請を踏まえ,WFPを通じ,食料を供与することにより,同国の食料安全保障を改善し,開発課題の解決に寄与すること等を目的として,食糧援助を実施するものです。