報道発表

カメルーンに対する円借款に関する書簡の交換

平成29年5月31日

1 5月30日(現地時間同日),カメルーン共和国の首都ヤウンデにおいて,我が方岡村邦夫駐カメルーン大使と先方ルイ・ポール・モタゼ経済・計画・国土整備大臣(H.E.Mr. Louis Paul MOTAZE, Minister of Economy, Planning and Regional Development)との間で,58億9,400万円を限度とする円借款「ヤウンデ-ブラザビル国際回廊整備計画(ミントム-レレ間)」に関する書簡の交換が行われました。
 我が国は平成28年8月にケニアで開催したTICAD VIにおいて,約100億ドル(約1兆円)の質の高いインフラ投資を実施することを表明(PDF)別ウィンドウで開くしており,この協力はこれを具体化するものです。

2 対象案件の概要(案件位置図(PDF)別ウィンドウで開く
 この計画は,カメルーンとコンゴ共和国の両国の首都を結ぶ国際回廊のうち,未舗装であるカメルーンのミントムからレレに至る区間の道路を舗装・整備することにより,域内外への効率的輸送ルートの確保及び輸送能力の増強を図り,もって中部アフリカ諸国経済通貨共同体(CEMAC)域内の経済統合を促進することにより,カメルーンの経済開発に寄与するものです。

3 供与条件

(1)金利年0.3%
(2)償還期間40年(10年の据置期間を含む)
(3)調達条件一般アンタイド

(参考)カメルーン共和国基礎データ
 カメルーン共和国は,面積約47.5万平方キロメートル(日本の約1.3倍),人口約2,334万人(2015年,世界銀行),人口1人当たりの国民総所得(GNI)は約1,330米ドル(2015年,世界銀行)。


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