報道発表
武井外務大臣政務官のバルバドス訪問(結果)


5月19日(現地時間同日)武井俊輔外務大臣政務官は,バルバドスを訪問しました。訪問の概要は以下のとおりです。
1 カリブ共同体(カリコム)外交・共同体関係理事会会議(COFCOR)
武井政務官は,5月18日から19日,バルバドスで開催されたカリコム外交・共同体関係理事会会議(COFCOR :カリコム外相会合)に域外国として出席するためバルバドスを訪問し,19日に,COFCOR全体会合でスピーチを行いました。
武井政務官はスピーチの中で,2014年に安倍晋三内閣総理大臣が日・カリコム首脳会合の際に表明した「日本の対カリコム政策(PDF)」の下での開発支援,人的交流及び国際場裏における協力の進捗や日・カリコム関係について発言しました。また,法の支配の重要性を強調し,アジアの安全保障環境が厳しくなり,また,世界情勢が不透明性を増す中で,様々な課題についてもカリコム諸国と議論を深めていきたい旨述べました。
カリコムは,14か国のカリブ諸国から成り,国連や各種国際選挙における一大勢力です(国連加盟国の7%)。今次会合は域外国としては日本を含めた2か国のみが招待され,アジアからは日本が唯一の参加となりました。
2 バルバドス政府要人等との会談
(1)フローンデル・スチュアート・バルバドス首相(The Hon. Freundel Stuart, Prime Minister of Barbados)表敬
19日,武井政務官はスチュアート・バルバドス首相を表敬しました。武井政務官から,日・バルバドス二国間関係及び日カリコム関係,経済協力,国際場裡での協力を一層強化していきたい旨述べました。スチュアート首相からは,引き続き,日本と様々な分野での交流・協力を深化させていきたい旨発言がありました。
(2)スティーブン・ラシュリー・スポーツ・文化・青少年大臣(The Hon. Stephen Lashley, Minister of Culture, Sports & Youth)との会談
19日,武井政務官はラシュリー・スポーツ・文化大臣と会談しました。武井政務官から,日・バルバドス間における柔道等のスポーツ交流や交流事業等につき更に発展させていきたい旨述べました。ラシュリー大臣からは,引き続き,日本とスポーツ等様々な分野での交流・協力を深化させていきたい旨発言がありました。
3 今次訪問の機会に,武井政務官は,以下の各国要人と意見交換を行いました。
- カミナ・ジョンソン=スミス・ジャマイカ外務・貿易大臣
- ルイス・ストレーカー・セントビンセント副首相兼外務大臣
- ダニエル・グティエレス・ベリーズ駐米大使
- パトリック・アンドリューズ・ベリーズ国連大使
- エルマ・ジーン・アイザック・セントルシア・OECS(東カリブ諸国機構)・カリコム担当大使
- ジョンソン=スミス・ジャマイカ外務・貿易大臣との会談
- ストレーカー・セントビンセント副首相兼外相との会談
(参考)カリブ共同体(カリコム)加盟14か国
アンティグア・バーブーダ,ガイアナ,グレナダ,ジャマイカ,スリナム,セントクリストファー・ネーヴィス,セントビンセント及びグレナディーン諸島,セントルシア,ドミニカ国,トリニダード・トバゴ,ハイチ,バハマ,バルバドス,ベリーズ