報道発表
ハリス米太平洋軍司令官による岸田外務大臣表敬
平成29年5月16日
本16日午後2時45分から約20分間,岸田文雄外務大臣は,訪日中のハリー・ハリス米太平洋軍司令官(Admiral Harry B. Harris, Jr., Commander, U.S. Pacific Command)の表敬を受けたところ,概要は以下のとおりです。
1 冒頭,岸田大臣から,5月14日の北朝鮮の弾道ミサイル発射は,国連安保理決議に明白に違反し断じて容認できない,引き続き日米間で緊密に連携し,日米同盟の抑止力・対処力を強化したい,地域の安全保障環境が厳しさを増す中,米軍のプレゼンスの重要性は益々高まっており,ハリス司令官の引き続きの指導力を期待する旨述べました。
2 これに対し,ハリス司令官から,昨日北海道において行方不明となった自衛隊機の状況を案じている旨述べました。続いてハリス司令官から,北朝鮮の行動は決して受け入れられない旨述べ,双方は,日米で引き続き緊密に連携するとともに,日米韓協力を一層進めることにつき一致しました。
3 双方は,東シナ海及び南シナ海情勢についても意見交換を行いました。双方は,日米同盟が地域の平和と安定のための礎であるとの認識を共有し,日米の連携を強化していくことで一致しました。
4 また,岸田大臣から,米軍再編を着実に進展させて,沖縄の負担軽減についても共に取り組みたい旨述べ,双方で引き続き協力していくことで一致しました。