報道発表
ジャパン・ハウス サンパウロ開館(結果)


(Foto: Marcos Corrêa/PR)
4月30日,サンパウロにおいてジャパン・ハウスの開館式が行われたところ,概要は次のとおりです。なお,この開館式には両国の政府を代表し,日本政府から麻生太郎副総理兼財務大臣(日伯国会議員連盟会長)及び薗浦健太郎外務副大臣が,ブラジル政府からミシェル・ミゲル・エリアス・テメル・ルリア・ブラジル連邦共和国大統領(H.E. Mr. Michel Miguel Elias Temer Lulia, President of the Federative Republic of Brazil),アロイジオ・ヌネス外務大臣(H.E. Mr.Aloysio Nunes, Minister of Foreign Affairs),ロベルト・フレイレ文化大臣(H.E. Mr. Roberto João Pereira Freire, Minister of Culture),ジェラルド・アルキミン・サンパウロ州知事(Mr. Geraldo Alckmin, Governor of São Paulo),ジョアン・ドリア・サンパウロ市長(Mr. João Doria, Mayor of São Paulo)が出席しました。
ジャパン・ハウス サンパウロ(JAPAN HOUSE Sao Paulo)開館(プレスリリース)(PDF)
1 開館の式典
(1)オープニングセレモニー
麻生副総理及び薗浦副大臣は,テメル大統領,アルキミン・サンパウロ州知事,ドリア・サンパウロ市長と共にオープニングセレモニーに参加しました。両国の国家斉唱後,ドリア・サンパウロ市長,アルキミン・サンパウロ州知事からのジャパン・ハウス開館を祝う言葉の後,両政府を代表して麻生副総理とテメル大統領より,ジャパン・ハウスの今後に期待を寄せる旨のスピーチ(麻生副総理兼財務大臣(PDF))がありました。
(2)リボンセレモニー,館内視察
麻生副総理及び薗浦副大臣は,テメル・ブラジル大統領を始めとするサンパウロ関係者とリボンセレモニーに参加し,日・ブラジル関係者300名と共にジャパン・ハウスの開館を盛大に祝しました。また,アンジェラ・多美子・平田館長(Ms. Angela Tamiko Hirata, Japan House São Paulo President),ジャパン・ハウス総合プロデューサーである原研哉氏,施設のデザイン監修を担当した建築家の隈研吾氏,ジャパン・ハウス事務局のマルセロ・ダンタス企画局長(Mr. Marcello Dantas, Japan House São Paulo Director of Programming)から,ジャパン・ハウス サンパウロのコンセプト,内装デザイン,オープニング記念に開催されている竹をテーマとした展示会等に関する説明を受けました。
(3)レセプション
開館式の参加者を対象に,ジャパン・ハウス内のレストランにおいてレセプションが行われました。レセプションにおいては,サンパウロで非常に著名であり,今後ジャパン・ハウスのレストランを手がけるシェフのジュンジ・サカモト氏の日本料理が振る舞われました。
2 昼食会
麻生副総理及び薗浦副大臣は,ルーベンス・リクペロ・ジャパン・ハウス サンパウロ名誉館長 (Mr. Rubens Ricupero, Japan House São Paulo Honorary President),ジャパン・ハウスの有識者アドバイザーであるルイス・フェルナンド・フルラン元開発商工大臣(Mr. Luiz Fernando Furlan, Former Minister of Development, Industry and Foreign Trade),ジャパン・ハウス運営委員のカイオ・カルバーリョBand Arte 1社長(Mr. Caio Luiz Cibella de Carvalho, Executive Director of Band Arte 1),ロベルト・ロドリゲスFGV財団大学教授(Mr. Roberto Rodrigues, Professor of Fundação Getulio Vargas)等の各分野の有識者と昼食会を行いました。昼食会においては、ジャパン・ハウスの現地における具体的活用法について議論が交わされるとともに,日・ブラジル二国間関係について,農業,ビジネス,エネルギー分野,技術革新の分野等に関する二国間協力の可能性について意見が交わされました。
3 運営委員会等ジャパン・ハウス関係者との懇談
麻生副総理及び薗浦副大臣は,名誉館長を含むジャパン・ハウス運営委員と懇談を行い,ジャパン・ハウスへの協力について謝辞を述べるとともに,現地からみて日本のどのような部分が関心を呼ぶかに関し意見交換を行いました。また,薗浦副大臣は,ジャパン・ハウス事務局幹部と懇談を行い,事務局の展望について聴取するとともに,事務局のオフィスを訪問し,開館までの事務局の協力を労いました。4 ブラジル日系社会代表との意見交換
麻生副総理及び薗浦副大臣は,ブラジル日系社会代表との意見交換を行いました。各日系団体の代表からは各団体の活動状況について紹介があり,また,同代表との間では,中南米日系社会との連携強化に向けた取組等について意見が交わされました。
(参考)ジャパン・ハウス
ジャパン・ハウスは,日本に関する様々な情報がまとめて入手できるワンストップ・サービスを提供するとともに,レストラン,ショップ等を設置し,民間の活力,地方の魅力なども積極的に活用したオールジャパンでの発信を実現し,更に,専門家の知見を活用しつつ,「世界を豊かにする日本」を発信することをコンセプトとした新たな発信拠点。日本の多様な魅力を浸透させ,知日派・親日派の裾野を一層拡大することを目的とする。今後,ロンドン及びロサンゼルスに設置予定。