報道発表

ロッジ国際海底機構事務局長による岸外務副大臣表敬

平成29年3月16日
(写真)ロッジ国際海底機構事務局長による岸外務副大臣表敬1
(写真)ロッジ国際海底機構事務局長による岸外務副大臣表敬2

 本16日午後3時15分から約15分間,岸信夫外務副大臣は,訪日中のマイケル・ロッジ国際海底機構事務局長 (Mr. Michael LODGE,Secretary-General of International Seabed Authority(ISA))による表敬を受けたところ,概要は以下のとおりです。

1 冒頭,岸副大臣から,昨年7月のISA総会でロッジ氏が事務局長に選出されたことに祝意を表すとともに,日本は海における法の支配の強化のためにISAが果たす役割を極めて重視しており,ISA設立以来の理事国として,また,最大の分担金拠出国として引き続きISAを支援していく旨述べました。

2 これに対し,ロッジ事務局長から,ISAの活動に対する日本の貢献に謝意が示され,深海底鉱物資源の管理のためにISAが果たす役割が増していることから,日本の引き続きの協力に期待が示されました。

(参考)国際海底機構(ISA)
(1)ISAは,国連海洋法条約(UNCLOS)に基づき,同条約のすべての締約国を構成国として,1994年11月16日に設立された。事務局はジャマイカの首都キングストンに置かれている。ISAは,UNCLOSが「人類の共同の財産」と規定した深海底の鉱物資源の管理を主たる目的とし,UNCLOS及び同条約の実施協定の規定に従って,深海底における活動を組織・管理する。

(2)我が国からは,深海資源開発株式会社(DORD)別ウィンドウで開く及び独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)別ウィンドウで開くが,ISAの概要調査・探査規則に従い探査活動中。

(3)我が国は,深海底鉱物資源の探査活動に携わる国として,ISAの設立以来,一貫して理事国に選出されている。また,理事会の機関である法律・技術委員会及び財政委員会でも一貫して我が国指名の委員が選出されている。

(4)我が国は,ISAの最大の分担金拠出国であり,約13%を負担(本年の我が国分担金は,約84万2,000ドル。)。


報道発表へ戻る