報道発表

ギニアに対する無償資金協力に関する書簡の交換

平成29年1月19日

1 本19日(現地時間18日),ギニア共和国の首都コナクリ市において,迫久展駐ギニア大使とカニー・ディアロ計画・国際協力大臣(H.E.Ms. Kanny DIALLO, Minister of Planning and International Cooperation)との間で,2013年6月12日に署名・交換済みの無償資金協力「国道一号線橋梁改修計画」(供与限度額:12億5,400万円)について,2014年8月のエボラ出血熱流行拡大に伴う事業の中止等の事情を踏まえて,供与限度額を16億600万円に変更するための書簡の署名・交換が行われました。

2 この計画は,老朽化により落橋の危険性があり,十分な幅員が確保されていない国道一号線上のカアカ橋を架け替えることにより,安全で円滑な交通を確保するものです。

3 ギニアにおいては,1958年の独立以降に十分な道路整備が行われなかったため,都市への人口集中を背景として,都市部・郊外において慢性的な交通渋滞が発生しています。この計画により,首都コナクリ市を中心とした国道一号線の円滑な物流の維持・促進を図り,もって経済・社会基盤の整備に寄与することが期待されます。

4 我が国は,2016年8月に開催された第6回アフリカ会議(TICADVI)において,「約100億ドル(約1兆円)の質の高いインフラ投資を実施」することを表明(PDF)別ウィンドウで開くしており,この協力はこれを具体化するものです。

(参考)ギニア共和国基礎データ
 面積約24.6万平方キロメートル(日本の約3分の2),人口1,261万人(2015年,世界銀行),人口一人当たり国民総所得(GNI)は470米ドル(2015年,世界銀行)。


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