報道発表
岸田外務大臣からケネディ駐日米国大使に対する申入れ
平成28年12月14日


本14日午後3時15分から約15分間,岸田文雄外務大臣は,キャロライン・ケネディ駐日米国大使(Ms. Caroline Kennedy, U.S. Ambassador)と会談を行い,12月13日の沖縄県名護市沖におけるMV-22オスプレイの事故に関する申入れを行ったところ,概要は次のとおりです。
1 岸田大臣から,昨晩発生したMV-22オスプレイの事故について,改めて遺憾の意を表した上で,午前中の電話会談にて表明された飛行停止について言及しつつ,日本側への十分な情報提供等を求めました。また,早急に事故原因を把握し,可及的速やかに発表していくことが重要であるとして,米国側の努力を求めました。
2 これに対し,ケネディ大使から岸田大臣に対し,MV-22オスプレイが緊急着陸しなければならない状態になったことは遺憾である,米軍の乗組員は第一の任務である安全の確保を最優先して浅瀬に不時着した,事故原因については,ニコルソン四軍調整官から発表があると考えるが,本件事故はオスプレイそのものの問題ではなく,訓練上の問題であったと認識している旨説明があり,米国側としては,こうした事実関係についてきちんと説明していきたいと考えている旨述べました。
3 以上のやり取りを踏まえ,双方は,引き続き緊密に意思疎通していくことで一致しました。