報道発表

COP22における炭素市場プラットフォームに関するサイドイベントの開催

平成28年11月18日
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1 11月17日,モロッコのマラケシュで開催されている国連気候変動枠組条約第22回締約国会議(COP22)の日本パビリオンにおいて,「炭素市場プラットフォームに関するCOP22サイドイベント」を開催しました。

2 このサイドイベントでは,ドイツと日本が共同議長となり,6月16日から17日まで「炭素市場プラットフォーム第1回戦略対話」を東京で開催したことを受けて,その概要の紹介や今後のプラットフォームの方向性等についての議論が行われました。

3 会場では,本件プラットフォームは,炭素市場等に係る政治的な意思と技術的な知見をつなぐ架け橋であるとの共通認識に至ったことや,政治的推進力を発揮し続けるためには,政策立案者による継続的な対話が不可欠であることが再認識されたことなどが共有されました。

4 炭素市場プラットフォーム第2回戦略対話は,イタリアとドイツが共同議長となり,2017年にイタリアで開催される予定です。

(参考1)G7エルマウ・サミット首脳宣言(仮訳)抜粋
 低炭素成長の機会への投資にインセンティブを与えるため,我々は,世界経済全体に炭素市場ベースの手法や規制手法などを含む効果的な政策と行動を適用するとの長期的な目標にコミットし,他国に対して,我々に加わるよう要請する。我々は,世界銀行を含む関連するパートナーとの緊密な協力の下,自主的参加に基づく,これらに関する戦略的な対話の場を設立することにコミットする。

(参考2)G7伊勢志摩サミット首脳宣言(仮訳)(PDF)別ウィンドウで開く抜粋
 我々は,国内政策及びカーボン・プライシング(炭素の価格付け)などの手段を含めた,排出削減活動へのインセンティブの提供の重要な役割を認識する。我々は,炭素市場プラットフォームの設立及び東京で開催予定のその最初の戦略的対話を歓迎する。

(参考3)炭素市場プラットフォーム第1回戦略対話の開催(結果)


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