報道発表
モーリタニアに対する無償資金協力(食糧援助)に関する書簡の交換
平成28年10月17日
1 10月14日(現地時間同日),モーリタニア・イスラム共和国の首都ヌアクショット市において,我が方清水久継駐モーリタニア大使と先方エル・モクタール・ジャイ経済・財務大臣(H.E. Mr. El Moctar DJAY, Minister of Economy and Finance, Islamic Republic of Mauritania)との間で,供与額3億5,000万円の無償資金協力(食糧援助)に関する書簡の交換が行われました。
2 この協力は,モーリタニア政府からの要請を踏まえ,我が国政府米を供与することにより,同国の食料安全保障を改善し,開発課題の解決に寄与し,もって人道支援を通じた二国間関係の強化に寄与することを目的として,食糧援助を実施するものです。
3 モーリタニアは国土の大部分が砂漠に覆われ,耕作地不足や農業に適さない気候から,恒常的に食料不足に悩まされ,米の自給率は需要の半分程度に留まっています。この協力を通じて同国の貧困削減に寄与することが期待されます。
4 我が国は,2016年8月に開催した第6回アフリカ開発会議(TICADVI)において,アフリカにおける食料安全保障の促進を表明(PDF)しており,この協力はこれを具体化するものです。
(参考)モーリタニア・イスラム共和国基礎データ
モーリタニア・イスラム共和国はアフリカ西部に位置し,面積約103万平方キロメートル(日本の約2.7倍),人口約407万人(2015年,世界銀行),人口1人当たりの国民総所得(GNI)は1,370米ドル(2014年,世界銀行)。