報道発表
タジキスタン及びアフガニスタンに対する国連開発計画を通じた無償資金協力
「災害リスク軽減及び対応能力強化計画(UNDP連携)」に関する書簡の交換
1 本7日(現地時間同日),タジキスタンの首都ドゥシャンベにおいて,我が方北岡元・駐タジキスタン大使と先方ヤン・ハルフスト国連開発計画(UNDP)タジキスタン事務所臨時代理常駐代表(Mr. Jan Harfst, the United Nations Development Programme Resident Representative ad interim in the Republic of Tajikistan)の間で,11億7,200万円を供与額とする無償資金協力「災害リスク軽減及び対応能力強化計画」(The Project for Strengthening Disaster Risk Reduction and Response Capacities)に関する書簡の交換が行われました。
2 タジキスタン全土及びアフガニスタン北部山岳地域では,近年,猛暑による氷河溶解等に起因する洪水,土石流,地震等が生活環境に多大な影響を及ぼし,貧困からの脱却を妨げる要因となっています。この協力は,同地域に災害対応マニュアルや防災関連インフラ・機材を整備するとともに,タジキスタン及びアフガニスタンの防災担当職員等への研修を実施することにより,災害対応能力の向上及び災害時における両国の協力体制の強化を図るものです。
3 また,この案件は,我が国の気候変動分野の途上国支援策の一環として実施するものです。我が国は,2015年11月に「美しい星への行動2.0(ACE2.0)」(PDF)」を発表し,2020年に官民合わせて約1兆3,000億円の気候変動対策支援を実施することを表明したところです。我が国としては,温室効果ガスの削減と気候変動の影響の最小化のため,タジキスタン及びアフガニスタンと引き続き連携していきます。