報道発表

日ロさけ・ます漁業交渉(結果)

平成28年5月13日

1 3月26日に東京で開会し,続いて5月10日からモスクワにおいて開催されていたロシア連邦の200海里水域における日本国の漁船によるロシア系さけ・ますの2016年における漁獲に関する日ロ政府間協議は,本13日に妥結しました。

2 今回の協議には,日本側から,保科正樹水産庁増殖推進部長(政府代表)をはじめ,外務省,水産庁,北海道庁及び関係団体の関係者が,ロシア側から,ピョートル・サフチュク連邦漁業庁副長官 (政府代表)(Mr. Petr SAVCHUK, Deputy Head of Federal Agency for Fisheries)をはじめ,外務省,連邦漁業庁,連邦保安庁国境警備局及び関係団体の関係者が出席しました。

3 今回の会議では,ロシア連邦の200海里水域内における2016年の我が国漁船によるロシア系さけ・ますの漁獲量等について以下のとおりとすることで一致しました。

(1)漁獲割当量 合計 68.88トン(前年1961.75トン)

内訳べにざけ21.7 トン(前年503.31トン)
しろざけ27.18トン(前年1,309.48トン)
からふとます18.0 トン(前年102.79トン)
ぎんざけ1.0 トン(前年41.04トン)
ますのすけ1.0 トン(前年5.13トン)

(2)操業隻数 1隻(前年19隻)

(3)漁法 曳き網(注)

(4)入漁料 2,118万円(前年約6億円)

(5)操業期間 平成28年7月13日から7月26日まで(前年は6月27日から7月27日まで)

(注)流し網の代替漁法として,水産庁の委託事業により,試験的な操業を実施。


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