報道発表

アフガニスタンに対する無償資金協力に関する書簡の交換

平成28年4月11日

1 4月10日(現地時間同日),アフガニスタン・イスラム共和国の首都カブールにおいて,我が方高橋博史駐アフガニスタン大使と先方サラフッディーン・ラバニ外務大臣(H. E. Mr. Salahuddin Rabbani, Minister of Foreign Affairs of the Islamic Republic of Afghanistan)との間で,24億円を供与額とする無償資金協力に関する書簡の交換が行われました。

2 アフガニスタンは自立と安定に向けた取組を行っているものの,巨額の経常収支赤字や公的債務を抱え,開発事業や行政経費を賄う国内歳入が絶対的に不足しており,引き続き国際社会からの支援に基づいて毎年の予算を編成しなければならない状況にあります。また,同国では2014年末の治安権限委譲以降,治安情勢が不安定化しており,経済状況も悪化している状況下で,民生の速やかな安定が大きな課題となっています。

3 この計画は,石油製品をアフガニスタン政府に供与するものです。この計画により,同国の財政を支援し経済状況を改善するとともに,電力供給の不安定な同国におけるエネルギー供給安定化を通じ同国の経済社会開発に寄与することが期待されます。

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(参考)アフガニスタン・イスラム共和国基礎データ
 アフガニスタン・イスラム共和国の人口は約3,163万人(2014年,世界銀行)。面積は65.2万平方キロメートル(日本の約1.7倍)。1人当たりの国民総所得(GNI)は680米ドル(2014年,世界銀行)。


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