報道発表

ジンバブエに対する無償資金協力に関する書簡の交換

平成28年3月28日
署名式に立ち会う両首脳<br>(写真提供:内閣広報室) 署名式に立ち会う両首脳
(写真提供:内閣広報室)

1 本28日,東京において開催された日・ジンバブエ首脳会談の後,安倍晋三内閣総理大臣及びロバート・ガブリエル・ムガベ大統領(H.E.Mr.Robert Gabriel Mugabe, President of the Republic of Zimbabwe)立ち会いの下,我が方平石好伸駐ジンバブエ大使と先方タイタス・メリスワ・ジョナサン・アブ-バスツ駐日大使(His Excellency Air Vice Marshal Titus Mehliswa Jonathan ABU-BASUTU, Ambassador of the Republic of Zimbabwe to Japan)との間で,6億円を供与額とする無償資金協力(経済社会開発計画)に関する書簡の交換が行われました。

2 ジンバブエでは,2000年以降,政治・経済情勢が混乱に陥り,道路を含む過去のインフラ整備は,予算不足と老朽化によって十分に機能しておらず,海外からの投資や国内産業の振興等が阻害されるといった悪循環に陥っています。

3 この計画は,ジンバブエ政府に対し,同国を南北に縦断する南部アフリカ広域南北回廊(チルンドーハラレーベイトブリッジ間)における道路インフラ整備のための資機材を供与するものであり,これにより,同国の経済社会開発に寄与することが期待されます。

4 なお,この計画を含む南北回廊は,TICAD V「横浜行動計画」にて示された経済回廊開発・重点回廊の五大重点地域に含まれます。

(参考)ジンバブエ共和国基礎データ
 ジンバブエ共和国はアフリカの東部に位置し,面積約38.6万平方キロメートル(日本よりやや大きい)を有し,人口は約1,524万人(世界銀行,2014年),一人当たり国民総所得(GNI)は約830米ドル(世界銀行,2014年)の国。


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