報道発表
マーシャルに対する無償資金協力に関する書簡の交換
平成28年3月10日
1 本10日(現地時間同日),マーシャル諸島共和国の首都マジュロにおいて,我が方光岡英行駐マーシャル大使と先方ジョン・M・シルク外務大臣(Hon. John M. Silk, Minister of Foreign Affairs, Republic of the Marshall Islands)との間で,供与額2億円の無償資金協力に関する書簡の交換が行われました。
2 マーシャルは平均海抜2メートルの環礁低地国であり,高潮被害を受けやすいなど自然災害に対する脆弱性への対処が大きな課題となっています。また,現在も干ばつによる水不足が深刻化しており,気候変動への対処が大きな課題となっています。
3 今回の協力は,我が国で生産される機材・製品等を供与することにより,マーシャルにおける水の安定供給の確保等を含む経済社会開発を支援するとともに,アジア太平洋地域における投資環境の整備の促進に貢献するものです。
4 今回の協力は,平成27年5月に開催された第7回太平洋・島サミットにおいて,我が国政府が支援を表明した重点分野である「気候変動」に資する協力(PDF)として実施するものです。同時に,我が国の気候変動における途上国支援策の一環(PDF)
として実施するものでもあります。我が国としては,引き続きマーシャルと気候変動分野で連携していきます。
(参考)マーシャル諸島共和国基礎データ
マーシャルは,面積180平方キロメートル(山手線内側の3倍弱),人口約5万3千人(2014年)。1人当たりの国民総所得(GNI)は4,390米ドル(2014年,世界銀行)。