報道発表
ブルキナファソに対する無償資金協力「食糧援助」に関する書簡の署名・交換
平成28年2月29日
1 2月27日(現地時間26日),ブルキナファソの首都ワガドゥグにおいて,我が方二石昌人駐ブルキナファソ大使と先方アルファ・バリー外務・協力・在外ブルキナファソ人大臣 (H.E. Mr. Alpha BARRY, Minister of Foreign Affairs, Cooperation and Burkinabe abroad)との間で5億円の無償資金協力「食糧援助」に関する書簡の交換が行われました。
2 ブルキナファソは,サハラ砂漠南端に位置し,国土の大部分が乾燥している内陸国であるため,同国における農業生産は不安定な気候の影響を強く受けています。こうしたことから,同国でのコメ生産は国内需要の半分を満たしているに過ぎず,食糧不足に直面している状況にあります。
3 この協力は,かかる状況の中,同国政府から我が国に対しコメによる食糧援助の要請があり,我が国は,同国の困難な状況に鑑み,飢餓の軽減,栄養状態の改善などを目的として,食糧援助を実施するものです。
4 我が国は,2013年の第5回アフリカ開発会議(TICAD V)において,対アフリカ支援策の基本理念である「人間の安全保障」の推進を表明(PDF)しており,この協力により,ブルキナファソにおける食糧の供給状況の改善に貢献することが期待されます。
(参考)ブルキナファソ基礎データ
ブルキナファソは,国土面積約27万平方キロメートル,人口1,693万人(2013年,世界銀行),人口1人当たりの国民総所得(GNI)は約670米ドル(2013年,世界銀行)。