報道発表
国連における「世界津波の日」制定に関する外務大臣主催レセプションの開催
平成28年1月15日
1 1月21日,外務省は,飯倉公館別館において,国連における「世界津波の日」制定に関する外務大臣主催レセプションを開催します。
2 このレセプションは,昨年12月23日(現地時間22日),ニューヨークでの国連総会において,我が国を始め142か国が共同提案した11月5日を「世界津波の日」として制定する決議がコンセンサスで採択されたことを受け,これまで尽力のあった国連加盟国の在京大使や日本国内の関係者(国会議員,国際機関長等)へ謝意を伝達するともに,防災分野における我が国の知見・経験や「世界津波の日」に関する今後の取組について発信するものです。
(参考)
(1)決議の具体的な内容は,(ア)11月5日を「世界津波の日」として制定すること,(イ)早期警報,伝統的知識の活用,「より良い復興」を通じた災害への備えと迅速な情報共有の重要性を認識すること,(ウ)すべての加盟国,組織,個人に対して,津波に関する意識を向上するために,適切な方法で,世界津波の日を遵守することを要請すること,等。
(2)11月5日を指定することは,1854年11月5日に和歌山県で起きた大津波の際に,村人が自らの収穫した稲むらに火をつけることで早期に警報を発し,避難させたことにより村民の命を救い,被災地のより良い復興に尽力した「稲むらの火」の逸話に由来する。