報道発表
武藤外務副大臣とダンベリ・スウェーデン産業イノベーション大臣との会談


本27日,午前9時35分から約45分間,武藤容治外務副大臣は,訪日中のミカエル・ダンベリ・スウェーデン産業イノベーション大臣(Mr. Mikael Damberg, Minister for Enterprise and Innovation of the Kingdom of Sweden)と会談したところ,概要は以下のとおりです。
1 武藤副大臣より,ミカエル・ダンベリ大臣の訪日を歓迎するとともに,防衛・機械産業を含むスウェーデンの高い技術力に触れつつ,両国間の様々な協力の一層の強化の重要性について述べました。また,安倍政権は「世界で最もビジネスしやすい国」を目指し,投資環境の広報・情報発信を強化する等改革を断行している旨紹介し,スウェーデンからの投資を歓迎する旨述べました。
2 ダンベリ大臣より,スウェーデンと日本の関係は非常に良好で,スウェーデン政府は日本市場をその規模及び強さのみならず,研究開発やイノベーションの観点からも重視しており,引き続き協力を深めていきたい旨述べました。
3 ダンベリ大臣より,先般のTPP協定交渉の大筋合意に祝意が述べられました。また,両者は,日・スウェーデン間の貿易投資拡大の観点からも,日EU・EPA交渉は重要であり,協定の早期実現を目指すことで一致しました。
4 武藤副大臣より,「NB8+日本」の枠組みでも,イノベーションや女性の活躍など共通の関心事項について,双方の知見を持ち寄りながら,協力を進めたい旨述べました。両者は,高齢化社会への対応,国際連合を含む国際場裡における協力についても,意見交換を行いました。
(参考)「NB8+日本」
「NB8+日本」は,NB8諸国と日本の協力強化のための枠組みです。2013年11月の外相会合を機に開始され,2014年10月には首脳会合を実施しました。「女性の活躍」,「北極協力」,「イノベーション」を協力の3本柱と位置づけています。我が国としては,「NB8+日本」の枠組みの下,NB8諸国との間で様々な課題について双方の知見を持ち寄り,「課題解決先進国」として国際社会に貢献していきたいと考えています。