報道発表

木原外務副大臣とヘレン・クラーク国連開発計画総裁との会談

平成27年11月24日
木原外務副大臣とヘレン・クラーク国連開発計画総裁との会談

 本24日,午後0時30分から約90分間,木原誠二外務副大臣は,訪日中のヘレン・クラーク国連開発計画(UNDP)総裁(H.E. Miss Helen Clark,Administrator of the UNDP)と昼食を交えながら意見交換を行ったところ,概要は以下のとおりです。

1 木原副大臣より,本年3回目の訪日に歓迎の意を示した上で,日本の重要なパートナーであるUNDPと,持続可能な開発のための2030アジェンダの実施や,初のアフリカ開催となる次回TICADの成功に向けて,緊密に連携していきたい旨述べました。また,保健,防災,気候変動等の共通の重要課題や,世界人道サミットに向けた人道支援と開発支援の連携において協力していきたい旨述べるとともに,日本の顔が見える支援や日本人職員の増強のための協力を要請しました。

2 これに対しクラーク総裁より,日本からの支援に対する謝意とともに,持続可能な開発のための2030アジェンダの実施や人道支援と開発支援の連携において日本との連携を強化していきたい旨述べました。また,日本人職員の増強に向けてさらに協力したい旨述べました。

(参考1)ヘレン・クラークUNDP総裁
 ニュージーランド自然保護大臣,住宅大臣,保健大臣,労働大臣,副首相を歴任後,1999年から2008年まで首相を務めた。2009年4月より現職。国連において事務総長,副事務総長に次ぐ第3の地位にある。UNDPを率いる一方,国連開発グループの議長を兼任。

(参考2)国連開発計画(UNDP)(PDF)別ウィンドウで開く
 UNDPは,国連システム最大の開発機関であり,高い専門的知識と豊富な経験,グローバルなネットワークを有し,ミレニアム開発目標達成や持続可能な開発のための2030アジェンダ策定において主導的な役割を果たしている。UNDPは,第6回アフリカ開発会議を共催するなど,我が国の重要なパートナーである。ジェンダー平等,気候変動対策支援,人間の安全保障推進などの地球規模課題解決に向け,日本はUNDPと共に取り組んでいる。


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