報道発表

日・ラトビア外相会談

平成27年10月29日

  • 日・ラトビア外相会談1
  • 日・ラトビア外相会談2
  1. 本29日,午後5時20分から約40分間,東京において,岸田文雄外務大臣は,エドガルス・リンケービッチ・ラトビア共和国外務大臣(H.E. Mr. Edgars Rinkevics, Minister of Foreign Affairs of the Republic of Latvia)と外相会談を実施しました。概要は以下のとおりです。

    1 冒頭  岸田大臣から,日本とラトビアは,法の支配,民主主義等の基本的価値を共有するパートナーであり,経済や人的交流を始め,二国間関係を強化したい旨述べました。更に,ラトビアには本年前半にEU議長国として日EU関係の強化に尽力いただいたことにも触れつつ,EUやNATOを通じた協力,「NB8+日本」の枠組みによる協力も強化したい旨述べました。
     これに対して,リンケービッチ大臣は,政治・経済等幅広い分野で二国間関係を一層発展させていきたい,またラトビアは来年のNB8の議長国であり,「NB8+日本」の枠組みでの協力も続けていきたい旨述べました。

    2 地域情勢

    (1)ウクライナ・ロシア情勢
     岸田大臣から,ウクライナ東部で情勢改善に向けた動きが見られることを歓迎しつつも,引き続き情勢を注視する必要があること,また,日本はG7次期議長国として引き続きG7の連帯を重視し,ウクライナ情勢の改善に向けて努力する旨述べました。
     これに対してリンケービッチ大臣は,ロシアによるクリミア半島併合は違法であり,制裁を通じて圧力を維持し,毅然として対応していく必要がある旨述べました。両者は,引き続き基本的価値を共有する各国が連携しつつ対応していくことが重要であること,ウクライナの改革努力を支援していくことを確認しました。

    (2)東アジア情勢
     岸田大臣から,今週末,ソウルで日中韓サミットが行われる予定であり,状況が許せば自身も訪韓予定である旨紹介しつつ,対話のドアは常にオープンであり,外相レベルでも日中韓の関係強化に努めたい旨述べました。
     リンケービッチ大臣からは,東アジア情勢に対する強い関心が示されました。

    3 二国間関係・国際場裡における協力
     岸田大臣から,国際協調主義に基づく「積極的平和主義」の考え方及び先般成立した平和安全法制につき説明しました。これに対し,リンケービッチ大臣からは,日本の政策・取組を理解するとして,EU,NATOを含め,安全保障分野での協力に対する期待が示されました。
     両大臣は,軍縮・不拡散分野を含む国際的諸課題の解決に向けて引き続き緊密に連携していくとともに,経済交流,女性分野における協力,要人・学生を含む人的交流を強化していくことで一致しました。
     また両者は,日EU・EPAの早期締結やラトビアのOECD加盟に向けて協力していくことを確認しました。

     なお,外相会談に引き続き,山田美樹外務大臣政務官主催のワーキング・ディナーが開催され,二国間関係,日・欧州関係,東アジアを含む地域情勢について議論する予定です。

    (参考1)NB8+日本について

     「北欧・バルト3国(NB8)+日本」は,法の支配や民主主義等の基本的価値を共有し,女性の活躍及びイノベーション重視等で多くの共通点を有するNB8諸国(北欧5か国(デンマーク,フィンランド,アイスランド,ノルウェー,スウェーデン)及びバルト3国(エストニア,ラトビア,リトアニア))と日本の協力強化のための枠組み。2013年11月の外相会合を機に開始され,2014年10月には首脳会合を実施。「女性の活躍」,「北極協力」,「イノベーション」を協力の3本柱と位置づけ,様々な課題について双方の知見を持ち寄り,「課題解決先進国」として国際社会に貢献していくことが期待される。

    (参考2)リンケービッチ外務大臣の訪日歴・会談歴

    (1)訪日歴2回(2007年国防省次官として訪日し守屋防衛事務次官と防衛協議,2012年外務大臣として訪日し玄葉外務大臣(当時)と会談

    (2)岸田大臣とは,2013年11月の「NB8+日本」外相会合(於:デリー)において会談。


関連リンク

このページのトップへ戻る
報道発表へ戻る