報道発表
ベナンに対する無償資金協力「食糧援助」に関する書簡の署名・交換
平成27年10月7日
1 10月6日(現地時間同日),ベナン共和国のコトヌ市において,我が方塚原大貮駐ベナン大使と,サリウ・アカディリ外務・アフリカ統合・仏語圏・在外ベナン人大臣(H.E. Mr Saliou AKADIRI, Minister for Foreign Affairs, African Integration, Francophonie and Beninese in Diaspora)との間で,供与額4億2,000万円の無償資金協力「食糧援助」に関する書簡の署名・交換が行われました。
2 ベナンでは,米を含む穀物は輸入に依存していますが,近年,米需要が増大しており,毎年3万~3万6千トンの米が不足しています。
3 このような状況の中,同国政府から我が国に対し,米による食糧援助の要請があり,我が国は,同国が食糧不足に直面している状況に鑑み,飢餓の軽減,栄養状態の改善等を目的として,食糧援助を実施するものです。
4 我が国は,2013年6月に開催された第5回アフリカ開発会議(TICAD V)において,対アフリカ支援策の基本理念である「人間の安全保障」の推進を表明(PDF)しており,この協力により,ベナンにおける食糧の供給状況の改善に貢献することが期待されます。
(参考)ベナン共和国基礎データ
ベナンは,面積約11万平方キロメートル(日本の約1/3),人口1,032万人(2013年,世界銀行),人口1人当たりの国民総所得(GNI)は約1,032米ドル(2013年,世界銀行)。