報道発表
スーダンに対する無償資金協力「ハルツーム州郊外保健サービス改善計画」に関する書簡の署名・交換
平成27年9月17日
1 9月16日(現地時間同日),スーダン共和国の首都ハルツーム市において,我が方伊藤秀樹駐スーダン大使と先方バドルッディーン・マフムード・アッバス財務・計画大臣(H.E. Mr. Bader Eldin Mahmmoud Abbas,Minister of Finance and Economic Planning)との間で,供与限度額23億2,000万円の無償資金協力に関する書簡の交換が行われました。
2 案件の概要
(1)スーダンでは,長期の内戦により十分な保健医療サービスが提供されておらず,乳児死亡率,妊産婦死亡率などの母子保健指標が特に低い状況にあります。この理由として医療施設・人材の不足が挙げられています。また,ハルツーム州では,ダルフール等の紛争被災地からの人口流入により人口が増加し,州郊外を中心に保健サービスが不足しています。
(2)本計画は,人口拡大の進むハルツーム州の郊外地域において,特に不足している二次医療施設の改修・拡張を行うことにより,基礎保健医療サービス提供範囲の拡大と質の向上を図り,もって同国のミレニアム開発目標(MDGs)達成に寄与するものです。
(参考)スーダン共和国基礎データ
スーダン共和国は, 面積約188万平方キロメートル(日本の約5倍),人口3,876万人(2014年),人口一人当たり国民総所得(GNI)は1,550米ドル(2013年)。