報道発表
第1回日バングラデシュ外務次官級協議の実施(結果)
平成27年2月5日
2 本協議は,昨年9月の日バングラデシュ首脳会談において本年早期の開催が決定され,時をおかずに今回開催されたものです。本協議において,杉山外務審議官とホック外務次官は,友好的な雰囲気の中で,建設的かつ掘り下げた意見交換を行いました。本協議は,昨年の両国首相による相互訪問を契機に構築された両国の友好関係を反映し,心のこもった冒頭発言と共に始まりました。
3 本協議においては,二国間関係,地域協力,多国間協力及び国際情勢の様々な側面について議論がなされました。両者は,「包括的パートナーシップ」の下での両国の緊密かつ協力的な関係の重要性について確認し,昨年5月に安倍総理大臣が表明した最大6,000億円規模の経済協力を有効に活用することの重要性とこれに関する案件の適切かつ円滑な実施を強調しました。また両者は,ベンガル湾産業成長地帯構想(BIG-B)の下で進められる経済協力の一層の促進について確認しました(注)。
4 また,外務次官級協議の後,杉山外務審議官は,ハシナ首相,アリ外務大臣,リズヴィ国際問題担当首相顧問を表敬し,日バングラデシュ関係の更なる発展に向けた話し合いを行いました。
(注)両国首相の相互訪問を一つの契機として,バングラデシュに進出している日本企業数はその後の6ヶ月間で,183社から223に増加し,史上初めて,200社を突破しました。