報道発表

宇都外務大臣政務官とマクスード国連平和維持活動(PKO)局軍事顧問との会談

平成26年12月5日
宇都政務官と国連平和維持活動局軍事顧問との会談

 本5日,午後3時から約30分間,宇都隆史外務大臣政務官は,来日中のマクスード国連平和維持活動(PKO)局軍事顧問(Lieutenant General Maqsood Ahmed, The Military Adviser for Peacekeeping Operations)と会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。

1 宇都政務官から,我が国は,安倍晋三内閣総理大臣が表明した積極的平和主義の立場に基づき,国連PKOにより一層積極的に参加するため,法整備を進めていきたい旨述べるとともに,現在我が国が自衛隊部隊を派遣している国連南スーダン共和国ミッション(UNMISS)において,我が国の要員の活動に対する支援を要請しました。これに対し,マクスード軍事顧問から,我が国がUNMISSへの貢献を含め国連PKOに積極的に取り組んでいることにつき高く評価する旨述べました。

2 また,宇都政務官から,国連PKO局が昨年から進めている11分野のマニュアルプロジェクトについて,最終会合が12月2日に開催されたことに祝辞を述べたのに対し,マクスード軍事顧問から,我が国が施設分野の議長国として同マニュアルの策定に重要な役割を果たしたことについて謝意が述べられました。

3 さらに,宇都政務官から,本年9月に国連本部で開催されたPKOハイレベル会合において安倍総理大臣が表明した,アフリカにおけるPKOの早期展開支援の取組(PDF)PDFについて,積極的に進めていきたい旨述べました。これに対し,マクスード軍事顧問から,アフリカでは悲惨な人道危機が各地で発生しており,国連PKOはこういった危機に迅速に対応しなければならず,現に60%の資源をアフリカに投入している旨説明がありました。また,ミッションがマンデートを円滑に遂行するためには任務遂行の基盤を構築する施設部隊の迅速な展開が不可欠であることから,これを可能にするための我が国の取組につき謝意表明がありました。


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