報道発表

岸田外務大臣とケネディ駐日米国大使の夕食会

平成26年6月4日

 本4日午後7時から約1時間40分,岸田文雄外務大臣は,キャロライン・ケネディ駐日米国大使を招いて夕食会を行ったところ,概要は以下のとおりです。

1 岸田大臣より,最近の日本における安全保障に関する議論を紹介し,先般シンガポールで行われたアジア安全保障会議(シャングリラ・ダイアローグ)でヘーゲル国防長官から日本の取組に関する支持が改めて表明されたことに謝意を表明しました。また,在日米軍再編にかかる沖縄の負担軽減についても岸田大臣より改めて協力を要請し,両者は引き続き沖縄の負担軽減に関し緊密に連携していくことを確認しました。

2 ベルギーでのG7サミット開催を控え,両者はウクライナ情勢につき意見交換し,岸田大臣からは,ウクライナ新政権の下で,喫緊の課題について改革が進むことへの期待を述べるとともに,日本としても引き続き新政権を支援していくとの考えを説明しました。両者は,引き続きG7で連携していくことを確認しました。

3 岸田大臣より,安倍総理がシャングリラ・ダイアローグにおける演説の中で海洋における法の支配の重要性を強調したことを説明するとともに,ヘーゲル長官が米国のアジア太平洋地域重視政策を再確認したことを高く評価する旨述べました。また,両者は,南シナ海の問題に関してASEANが一体となって対応していくとの立場を示したことを高く評価するとの点で一致するとともに,今後もASEANとの協力を深め,日米間でも緊密に意思疎通を図っていくことで一致しました。

4 この他,両者は日韓関係や北朝鮮の問題についても意見交換を行い,日米韓での連携の重要性を改めて確認しました。


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