報道発表

日・インドネシアODA不正腐敗防止への取り組みに関する協議の開催

平成26年5月9日

1 5月8日(現地時間同日),インドネシアの首都ジャカルタにおいて,日本政府とインドネシア政府は,円借款事業に関する不正疑惑報道及び不正行為を行ったとしている日本交通技術株式会社が設置した第三者委員会の報告書を受け,インドネシア外務省において,ODA事業における不正腐敗防止に関し,協議を実施しました。

2 本協議は,貴島善子在インドネシア日本国大使館経済・経済協力担当公使とデウィ・サヴィトリ・ワハブ・インドネシア外務省東アジア大洋州局長の下で行われました。日本側からは,大使館の他にJICAインドネシア事務所長他が,インドネシア側からは,外務省の他に,経済担当調整大臣府,国家開発企画庁,運輸省からも関係部局の代表が出席しました。

3 同協議では,日・インドネシア双方の最新情報の共有に加え,それぞれの政府がこれまで実施した対策及び再発防止策に関する意見交換を行い,両国政府の不正腐敗撲滅に向けた決意を改めて確認しました。加えて,双方は,以下の点について確認しました。

(1)早期の事実究明を目指し,日・インドネシア両政府は,情報交換等において相互に協力する。

(2)不正の事実が判明した場合,日・インドネシア両政府は,国内法令に基づき厳正に対処する。なお、推定無罪の原則の尊重にも留意する。

(3)日・インドネシア両政府は,共通の敵である汚職撲滅のために連携し,法的手続きと規則に則り,問題の解決に尽力する。


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