報道発表

日米外相電話会談

平成26年3月23日

 3月23日午後8時30分(現地時間)から約40分間,岸田文雄外務大臣は,ジョン・ケリー米国務長官(The Honorable John F. Kerry, Secretary of State of the United States of America)との間で電話会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。なお,岸田大臣は,出張先のミャンマーで本件電話会談を行いました。

1  両者は,ウクライナ情勢に関して意見交換を行いました。ケリー長官より,ウクライナ情勢に対する米国の立場につき説明がありました。これに対し岸田大臣より,日本としてもロシアによるクリミアの併合を深刻に受け止めており,力を背景とする現状変更は決して容認できない旨述べ,日本として,(1)査証緩和に関する協議の停止,(2)新投資協定,宇宙協定及び危険な軍事活動の防止に関する協定の3件の新たな国際約束の締結交渉開始の凍結といった措置を既に実施していることを改めて説明しました。両者は,ハーグの核セキュリティ・サミットの際に行われるG7首脳会談を含め,引き続きG7で連携して対応していくことで一致しました。

2  両者は,4月に予定されているオバマ大統領の訪日に向け,日米で緊密に連携しつつ準備を加速させていくことで一致しました。また,核セキュリティ・サミットの際に日米韓首脳会談が行われることになったことを踏まえ,引き続き日米韓で協力を深めていくことを確認しました。


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