報道発表

日・リトアニア外相会談の開催

平成26年3月13日

英語版 (English)

  1.  岸田文雄外務大臣は,本13日午後7時から,飯倉公館において外務省賓客として訪日中のリナス・リンケビチュウス・リトアニア外務大臣(H.E. Mr. Linas LINKEVIČIUS, Minister of Foreign Affairs of Republic of Lithuania)と外相会談及び夕食会を実施しました。概要は以下のとおりです。

    1 会談冒頭

    (1)岸田大臣から,リトアニアが独立後20年余りで民主化と市場経済化を達成した努力に敬意を表した上で,昨年はEU議長国,現在は国連安保理非常任理事国を務めるなど,リトアニアの国際社会における重要性は増しており,日本とリトアニアは基本的価値を共有している旨述べました。

    (2)リンケビチュウス大臣は,こうした認識に同意しつつ,リトアニアにとっても独立記念日である3月11日に日本に滞在し,東日本大震災の追悼行事に参加できたことを誇りに思う旨述べました。また,同大臣の出身地でもあるカウナスに在勤した杉原千畝副領事の偉業により日本とリトアニアの結びつきは強固となり,今後も両国関係を更に発展させていきたい旨応じました。

    2 安全保障協力

    (1)岸田大臣から,アフガニスタンのチャグチャランにおいて両国が共同で支援活動を行ったことはリトアニアとの協力の好例である旨述べました。また,先月の国防大臣に続き,今回リトアニアから外務大臣が訪日されたことで,安全保障分野での両国関係は強化されているとして,我が国の積極的平和主義に対する理解と支持を求めました。

    (2)これに対し,リンケビチュウス大臣は,日本の積極的平和主義に対する明確な支持を述べました。

    3 ウクライナ情勢

    (1)岸田大臣から,ウクライナの主権と領土の一体性を損なうことなく,ロシアがウクライナ暫定政府と直接対話を行うこと,クリミアやウクライナ東部への国際監視団が受入れられることが重要である旨述べました。また,16日のクリミア自治共和国のロシア領編入に関する住民投票実施やウクライナ東部における緊張の高まりに対する懸念を表明し,力を背景とした現状変更は受け入れられないこと,事態の平和的収拾を目指すべきである旨述べました。

    (2)リンケビチュウス大臣はこれに同意した上で,外国の軍隊が展開する中で行われるクリミア半島の分離独立に関する国民投票は正当性がなく,国際社会によって認められるべきではないと述べました。

    4 その他

    (1)岸田大臣から,リトアニアのビサギナス原発建設計画について,日本が持つ原発の安全技術と原発事故の経験を共有し,リトアニア及びバルト地域のエネルギー安全保障と原子力安全の向上に貢献したいとの考えを述べました。これに対しリンケビチュウス大臣は,原発建設はリトアニアのエネルギー安全保障に関わる問題であり,日本の協力に感謝する旨述べました。

    (2)岸田大臣から,日本が北欧・バルト8か国(NB8)との間で進めている協力を一層進展させていきたい旨述べたのに対し,リンケビチュウス大臣は,NB8と日本との協力は大変良いアイデアであり支持している旨述べました。

    (3)岸田大臣から,包括的かつ高いレベルの日EU・EPAの早期締結を目指したい旨述べたのに対し,リンケビチュウス大臣は最優先課題であるとしてこれを支持しました。


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