報道発表

国際連合に対するシリアの化学兵器廃棄のための拠出に関する口上書の交換

平成26年3月11日

1 本11日(現地時間10日),ニューヨークにおいて,我が方国連代表部と国連事務総長室との間で,シリアの化学兵器廃棄のための拠出に関する口上書の交換が行われました。

2 これは,昨年12月に化学兵器禁止機関(OPCW)及び国連への財政的支援のため本年度補正予算政府案に総額約15億円を計上し,今回,この補正予算が成立したことを受け,このうち国連に100万米ドルを拠出するものです。OPCWへの拠出については,2月25日に約1,300万ユーロを拠出する旨の書簡の交換を行ったところです。

3 シリアの化学兵器については,OPCWの決定及び関連する国連安保理決議に従って,現在,その廃棄に向けた国際的な努力が行われています。我が国は,中東地域の安定,大量破壊兵器の一つである化学兵器の廃絶に向けた国際社会の努力への貢献,化学兵器の保有と使用を許さない国際社会の強いメッセージを発出すること等の意義から,シリアの化学兵器廃棄に向けた国際社会の努力に対して可能な限りの協力を行っていく考えです。


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