報道発表

シリアの化学兵器廃棄に向けた我が国の協力

平成25年12月12日

1 シリアの化学兵器について,化学兵器禁止機関(OPCW)の決定及び関連する国連安保理決議に従って,現在,その廃棄に向けた国際的な努力が行われています。

2 我が国は,中東地域の安定,大量破壊兵器の一つである化学兵器の廃絶に向けた国際社会の努力への貢献,化学兵器の保有と使用を許さない国際社会の強いメッセージを発出すること等の意義から,シリアの化学兵器廃棄に向けた国際社会の努力に対して可能な限りの協力を行っていく考えです。

3 この協力の一環として,我が国は,OPCWに対して,査察官としての勤務経験を有する陸上自衛官3名を派遣する用意がある旨を表明しているところですが,今般,これに加え,シリア化学兵器廃棄,査察等につき,OPCW及び国連への財政的支援のため,本年度補正予算政府案に総額約15億円を計上することとしました。

4 我が国は,引き続き,シリアの化学兵器の廃棄及び査察を支援するため,可能な限りの協力を行っていく考えです。


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